アノス率いる魔王学院のメンバーの強さランキングTOP10を紹介します。
今回はアノスの配下に限定しているので、アノスは抜きです。
第10位 ゼシア・ビアンカ
使用魔法:深撃、複製魔法鏡、聖剣結界光籠 など
使用武器:緋翔煌剣エンハレーティア
第10位はゼシア・ビアンカです。
魔王討伐軍総帥ジェルガの「根源母胎」によって作り出された1万人のゼシアのうち、唯一喋ることができた個体で、他の個体よりも強力な魔力を有しています。
ゼシアは元々、対魔族用の人間兵器として生み出されましたが、アノスがジェルガを討伐した後は、彼によって解放され、アノスの配下に加わりました。
当初は光の聖剣エンハーレを「複製魔法鏡」で無数に複製して攻撃するという戦法を得意としており、エレオノールと組んだ時は、彼女の「聖域熾光砲」を合わせ鏡で増幅させるという連携技も披露していました。
ただし、複製したエンハーレは自分の動きと連動するようにしか動かせないという弱点がありました。
その後、鍛冶世界バーディルーアの元首ベラミーにエンハーレを鍛え直してもらい、緋翔煌剣エンハレーティアを入手してからは、自分の動きとは無関係に複製剣を操ることができ、アノスと同類のアーツェノンの滅びの獅子であるボボンガ・アーツェノンを手こずらせました。
技のレパートリーが少なくアノス配下のレギュラーメンバーの中ではあまり強くない方ですが、それでも斬撃を深層に至らしめる「深撃」を使用することができるので、十分な戦力と言えるでしょう。
ボボンガを挑発させたら彼女の右に出る者はいませんし、実際にその挑発のおかげで災淵世界イーヴェゼイノに勝利することができたので、意外と活躍しているイメージです。
第9位 エレオノール・ビアンカ
使用魔法:深印、疑似紀律人形、根源母胎、聖域熾光砲、聖域 など
使用武器:鎧剣軍旗ミゼイオン
第9位はエレオノール・ビアンカです。
元々は魔族を滅ぼすためにジェルガが開発した「根源母胎」により生み出された根源クローンでした。
しかし、ジェルガ討伐後、アノスによって彼の魔法へと生まれ変わりました。
「根源母胎」によって1万を超える根源クローンを生み出すことができます。
また、エンネスオーネと協力して、魔力を際限なく高める「根源降誕母胎」やさらにそれを応用した様々な結界魔法を発動することができます。
結界を主体とした防御役としての役割がメインですが、「聖域」を一人で使えるため、勇者最強の光属性魔法である「聖域熾光砲」で敵を攻撃することも可能です。
ボボンガ戦では、ベラミーに作ってもらった「鎧剣軍旗ミゼイオン」により生み出した200体もの「疑似紀律人形」を強化し、襲い掛かる幻魔族を蹴散らすと、浅層魔法を深層魔法に変える「深印」を利用した「深聖域羽根結界光」にてボボンガの攻撃を防ぎました。
しかし、ボボンガの大魔法「獅子災淵追滅壊黒球」にはまったく歯が立たず、ゼシアを殺されそうになりますが、ベラミーの援護を受けたゼシアに重傷を負わされたボボンガを「深聖域羽根結界光」で包み込み、行動不能にしました。
第8位 背理神アルカナ
使用武器:全能者の剣リヴァインギルマ
使用特技:<背理の六花>リヴァイヘルオルタ など
第8位は背理神アルカナです。
アノスの選定神であるとともに、彼の血のつながらない妹です。
元々はアノスの敵として登場しましたが、アノスがアヒデを倒した後は、共に選定審判を終わらせるために戦うようになります。
あらゆる秩序に背理することのできる彼女は、神族にとってはまさに天敵とも言うべき存在です。
堕胎神アンデルク戦では、彼女の堕胎の秩序をことごとく滅ぼし、最後はアンデルク自身を堕胎させて勝利しました。
このときトドメに使用したのが「全能者の剣リヴァインギルマ」で、アルカナの対神族用最終兵器とも言うべき存在です。
リヴァインギルマは抜けば使用者自身が滅びるため、アノスですら特殊な魔法を使用しないと扱えないのですが、アルカナは「抜けば滅びる」という秩序にすら背理することができるため、普通に扱うことができます。
銀城世界バランディアス戦では、バランディアスの主神である王虎メイティレンの権能である「因果の長城」を封じ、行動不能にしました。
さすがに不可侵領海かつ半神半魔である災人イザークの権能を封じることはできませんでしたが、深層世界の主神の能力すら封じることのできるアルカナは神族にとっては脅威でしかありません。
第7位 ミーシャ・ネクロン
使用武器:なし
使用魔法:優しい世界はここから始まる、創造神顕現、深印、深魔氷、創造建築 など
第7位は七魔皇老アイヴィス・ネクロンの直系、ミーシャ・ネクロンです。
創造神ミリティアの転生体です。
物語初期から魔力量が10万オーバーとアノスには及びませんが、他の生徒が100やら200という中では、規格外の存在でした。
あまり攻撃的な手段を持たないイメージですが、冥王イージェスの配下である剛剣リンカ・セオウルネス戦では、リンカの魔剣「自在剣ガーメスト」を氷に変えて破壊しただけでなく、彼女の全力の反魔法をものともせず、リンカ自身を氷の結晶に変えて撃破しました。
リンカにはサーシャの「獄炎殲滅砲」ですら効かなかったわけですから、半端な攻撃魔法よりはるかに強力な攻撃手段です。
そして侯爵ガルンゼスト戦ではサーシャと共同で戦い、魔弾世界エレネシアの妨害を受けながらも、サーシャと協力して放った「深魔氷魔炎相克波」でガルンゼストを撃破しました。
ガルンゼストは、聖剣世界ハイフォリアの最高幹部に当たる「五聖爵」のメンバーの一人なので、これは快挙です。
他の五聖爵である叡爵ガルンゼストがシンと激闘を繰り広げていたことから、サーシャとミーシャの2人がかりであれば、シンに匹敵する強さを発揮できるということを示しています。
今までは、その権能でアノスたちの補佐をしたり、戦後処理をしたりすることが多かったのですが、これからは戦闘要員としての活躍していけそうです。
サーシャと融合した「アイシャ」での戦闘も期待です。
第6位 サーシャ・ネクロン
使用武器:なし
使用魔法:微笑みは世界を照らして、破壊神降臨、理滅剣、深印、深源死殺、深魔炎 など
第6位はミーシャの双子の姉、サーシャ・ネクロンです。
破滅の魔眼を持つことから、「破滅の魔女」の異名を持っており、破壊神アベルニユーの転生体でもあります。
物語序盤では、一人では「獄炎殲滅砲」を使えない程度の魔力量でしたが、「分離融合転生」で過去の自分と融合したことにより、リンカ・セオウルネス戦では4発同時に発動できるようになるなど、確実に成長しています。
ミーシャと同様、物語全体を通して彼女自身で戦闘を行う描写は少なく、その権能でアノスたちを補佐したり、逆に敵に利用されてしまう描写がほとんどです。
銀城世界バランディアス戦では、「微笑は世界を照らして」を発動し、終滅の光をもって、ファリスの操る飛空城艦ゼリドヘヴヌスをボロボロに破壊しました。
災淵世界イーヴェゼイノ戦では、アノスしか使用できなかった「理滅剣」をある程度使いこなせるようになり、同じく「理滅剣」を使用するコーストリア・アーツェノンと斬り結びました。
ミーシャとともに挑んだ侯爵レッグハイム戦では「深印」を使いこなし、「深源死殺」でレッグハイムの剣を受け止めるなど、単体でもそれなりに戦えるようになっていました。
第5位 冥王イージェス・コード
使用武器:紅血魔槍ディヒッドアテム
使用魔法:深撃
第5位は、四邪王族である冥王イージェス・コードです。
四邪王族とは、2千年前にアノスに次ぐ勢力を誇っていた四大勢力であり、そのうちの一人がイージェスです。
元々はアノスの父「セリス・ヴォルディゴード」が率いる幻名騎士団に所属しており、セリスの一番弟子として活躍していました。
超一流の槍の腕を持ち、次元を操る技を得意としています。
同じく四邪王族である詛王カイヒラムをタイマンで倒すなど、四邪王族の中でも上位の実力を持っています。
また、師セリスの仇である不適合者グラハムに挑み、多種多様な次元を操る秘奥を繰り出して激戦を繰り広げますが、あと一歩のところで逆転を許し、敗北してしまいます。
深化神ディルフレッド戦では、他の四邪王族と協力し、ディルフレッドの手下となっていた水葬神アフラシアータを「紅血魔槍、秘奥が漆<血池葬送>」で次元の彼方に吹き飛ばすなどの活躍を見せました。
単独で強敵を倒した描写は少ないですが、銀水聖海編以降では「深撃」を習得するなど、大幅に強化されていると期待されます。
第4位 熾死王エールドメード
使用武器:神剣ロードユイエ
使用魔法:界化粧虚構現実、変幻自在、熾死王遊戯嘘秩序三竦、魔支配隷属服従 など
第4位は、四邪王族である熾死王エールドメードです。
登場時は天父神ノウスガリアに体を乗っ取られていましたが、アノスの協力も得て逆にその権能を簒奪することに成功します。
そのため、天父神の権能により番神を配下として生み出したり、神剣ロードユイエを召喚したりすることもができます。
非常にトリッキーなキャラで、クセの強い独自魔法を使い、さまざまな策で相手を翻弄しながら戦います。
化かし合いに非常に強く、3体の神を従えた同じく四邪王族の緋碑王ギリシリスを策にはめ、「魔支配隷属服従」で自身の忠実な飼い犬にすることに成功しています。
「契約」にすら背くことができる天性の嘘吐きであるナーガにも「底意地が悪くて苦労した」と言わしめるほどです。
粉塵世界の深層大魔法である「界化粧虚構現実」をアノスから伝授された際は、早速それをナーガ戦で使いこなすなど、魔法への適正も抜群に高いです。
第3位 錬魔の剣聖レイ・グランズドリィ
使用魔法:深撃、聖域、聖域熾光砲、聖愛域、愛世界、双掌聖愛剣爆裂 など
使用武器:霊神人剣エヴァンスマナ、一意剣シグシェスタ
第3位はレイ・グランズドリィです。
魔剣だけでなく、霊剣や神剣までも操ることができる規格外の存在として、「錬魔の剣聖」という異名を持っています。
勇者カノンの転生体であり、転生後はアノスの血を100%引く純血の魔族として生まれ変わりました。そして、偽の暴虐の魔王「アヴォス・ディルヘヴィア」を演じ、人間たちに自分を討たせることで戦争を終結させ、アノスを守ろうとしました。
通常は1つしかない根源を7つ持っているため、根源魔法の扱いにおいてはアノスを上回るほどの実力を持っています。
聖剣世界ハイフォリアの元聖王オルドフを転生させる際も、自身の転生魔法の腕はアノスや創造神であるミーシャよりも上だと断言していました。
また、ミサと恋仲にあるため、「聖愛域」や「愛世界」などの愛の力を利用した魔法により、自身とミサを強化することができ、さらにその派生魔法である「双掌聖愛剣爆裂」など、強力な愛魔法を使用することができます。
レイの一番の特徴と言えば、霊神人剣エヴァンスマナを使用できることです。
エヴァンスマナは鍛冶世界バーディルーアの元首ベラミーが鍛え、聖剣世界ハイフォリアの主神である祝聖天主エイフェが祝福し、水算世界サイライナの天命霊王ディオナテクが宿る銀水聖海最強の聖剣で、アーツェノンの滅びの獅子に特効があります。
エヴァンスマナは意思を持つため、選ばれし者にしか抜くことができず、アノスが抜くことのできない唯一の剣となっています。
銀城世界戦では真の力を解放したエヴァンスマナを御しきれず、自身の根源をすり減らしながらなんとか戦っていましたが、その後修業し、秘奥も含めて完璧に使いこなすまでに成長しました。
そんなレイですが、単独で倒した強者としては勇者カシム程度で、目立った戦績はありません。
ナーガに対しても獅子の右脚を切断することはできましたが、撃破というところまでは至っていません。
ただし、不可侵領海である災人イザークの界殺災爪ジズエンズベイズを霊神人剣の秘奥「廻天虹刃」で打ち払って足止めできていたので、深層世界の猛者に匹敵するくらいの実力はありそうです。
レイの本当の強みは戦闘力ではなく、その意思の強さにあるのかもしれません。
第2位 ミサ・レグリア(ミサ・イリオローグ)
使用魔法:天命木簡、深印、深撃、深源死殺、聖砲十字覇弾、深悪戯神隠、愛世界 など
使用武器:なし
第2位はミサ・レグリアです。
魔王の右腕シン・レグリアと大精霊レノの娘にして、偽の暴虐の魔王アヴォス・ディルヘヴィアの噂と伝承により生まれた大精霊です。
物語初期では、ミサ・イリオローグと言う名の混血の魔族で、統一派のメンバーとして活動していました。
暴虐の魔王の噂と伝承により生まれた存在であるため、アノスの使う魔法や力を模倣することができ、同時に大精霊でもあるため、数多くの精霊魔法を使いこなすことができます。
絶大な力を持ちながらも長らく単体での実績に乏しいミサでしたが、とうとう13章で、災淵世界イーヴェゼイノの元首代理であるナーガ・アーツェノンを倒すという快挙を成し遂げます。
聖剣世界ハイフォリアの主神である祝聖天主エイフェから分け与えられた祝福の力を利用した「聖砲十字覇弾」や天命霊王ディオナテクの力を模倣する精霊大魔法「天命木簡」などを使ってナーガと互角以上に戦い、最後は自身で作り出した疑似的な霊神人剣により、ナーガの獅子の左脚を切り落として勝利しました。
このとき、ナーガはレイの霊神人剣により右脚を切断されて義足を着用していたためやや弱体化していましたが、アーツェノンの滅びの獅子のリーダー格である彼女を戦闘不能に追いやるのはただ事ではありません。
ミサの最もすごいところは、「創造建築」で作った剣を「深聖別」で深層世界級の聖剣へと変え、そこに「天命木簡」で天命霊王ディオナテクの力を宿らせ、さらに祝聖天主エイフェから分け与えられた力で祝福をすることにより、疑似的な霊神人剣を生み出せるというところです。
本来は人間の名工が鍛え、神に祝福してもらい、精霊を宿らせて初めて完成する聖剣ですが、ミサはこれを全部自分で行うことができるのです。しかも一瞬で。
シンやレイは誰かが作った剣をあらかじめ入手しなければ十分に戦えませんが、ミサは何もないところから最強クラスの聖剣を自力で作り出し、さらに「深撃」で深層世界級の強化斬撃まで放つことができるのです。
正直シンとどちらが強いか迷いましたが、実績が少し劣っているため、今回は2位にしました。
物語序盤の非力っぽさがまるで嘘のように感じられるほど強力無比なキャラクターです。
「深印」によって最も強化されたメンバーの一人と言っていいでしょう。
というかサブヒロインなのにメインヒロインの2人に比べて優遇されすぎなのでは・・・
第1位 魔王の右腕シン・レグリア
使用魔法:深撃
使用武器:屍焔剣ガラギュードス、流崩剣アルトコルアスタ、斬神剣グネオドロス など
堂々の第1位は魔王の右腕ことシン・レグリアです。
相手を惑わす独特の歩法とすさまじい剣の腕を持つディルへイド最強の剣士で、元々は魔族が神族を滅ぼすために作り出した魔剣が、使用者の魔力をすべて受け継ぎ魔族へと変化した存在です。
ミリティア世界では、あらゆる魔剣を統べる神「魔剣神へイルジエンド」を屈服させて「流崩剣アルトコルアスタ」として所有したり、相手にとって極めて有利となる枯焉砂漠上で神族トップクラスの「終焉神アナヘム」をタイマンで倒したりと、アノスの右腕に恥じない強さを見せつけました。
しかし、銀水聖海に出て間もない頃は強力な魔剣を所持していなかったため、銀城世界バランディアスの最強剣士「ザイモン・エパラ」に苦戦し、一時は体を真っ二つにされ敗北寸前まで追い詰められますが、相手の斬城剣を奪い取り「秘奥が壱<凩一刀>」にてザイモンの首を刎ねて勝利します。
その後、パブロヘタラ序列3位の鍛冶世界バーディルーアの天才鍛冶師「シルク・ミューラー」に出会ったことで、彼女の作った最強クラスの魔剣「屍焔剣ガラギュードス」を手に入れます。
屍焔剣は深層世界の剣豪や元首であっても掌握できない程強力な剣であるため、それを扱うことのできるシンは銀水聖海でもトップクラスの剣の才を持っていることになります。
そしてさらに、斬撃をより深層に至らせて強化する深層大魔法「深撃」をアノスから伝授され、それを誰よりも使いこなし、大幅にパワーアップします。
そして、屍焔剣と流崩剣の秘奥を合わせた「秘奥合一<焔舞波紋>」により、パブロヘタラ序列2位の聖剣世界ハイフォリア最強の剣士「叡爵ガルンゼスト」を倒すことに成功します。
異属性の剣による秘奥合一はガルンゼストをもってしても不可能な芸当であり、シンの才能の底知れなさが窺えます。
シルクがシン専用の魔剣を打ったらどのくらい強くなるのか想像できません。
もうほとんど敵はいないのでは・・・と思ってしまいます。
コメント
ゼシアの項で、深撃のルビが〈ドラム〉になっています。
しかし、分離融合転生は元々超強化魔法だったのに今やったら〈微笑みは世界を照らして〉も〈優しい世界はここから始まる〉も使えなくなるから弱体化魔法になっちゃったの本当かわいそう。