暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴード。
彼の名言は数知れませんが、その中でも「○○○といって○○○だと思ったか?」という型のものが多く登場しています。
今回は、そんな「アノス様構文」の名言を調べてみました。
原作範囲も含まれていますので、ややネタバレ注意です。
- 「たかだか心臓を潰したぐらいで俺が死ぬとでも思ったか?」
- 「殺したぐらいで、俺が死ぬとでも思ったか?」
- 「時間を止めたぐらいで、俺の歩みを止められるとでも思ったか?」
- 「山脈を両断したぐらいで、俺の頭が割れるとでも思ったか」
- 「俺の腕が切断されたぐらいで動かないとでも思ったか?」
- 「躱した程度で避けられると思ったか」
- 「斬っていなければ、切断されぬとでも思ったか」
- 「根源を滅ぼせば、蘇らぬと思ったか」
- 「答えが間違っているからといって、満点が取れないとでも思ったか」
- 「魔力を封じれば、俺に勝てると思ったか」
- 「理滅剣を掌握すれば、俺に敵うと思ったか」
- 「破壊神ならば、俺を滅ぼせると思ったか」
- 「霊神人剣を奪いさえすれば、本物の勇者を倒せるとでも思ったか」
- 「子供だからと言って、魔王じゃないと思ったか」
- 「<契約>を交わしたからといって、俺が守ると思ったか」
- 「光の速さで駆ければ、俺から逃れられるとでも思ったか」
- 「即興で作ったからといって、一瞬で生まれたと思ったか」
- 「首だけだからといって、殴り合えぬと思ったか」
- 「未来が見えぬからといって、これを予測できぬと思ったか」
- 「時空を歪ませたぐらいで、俺の歩みを曲げられると思ったか」
- 「転生させたからといって、大人しく生まれ変わると思ったか」
- 「無秩序の刃ならば、理滅剣を改竄できると思ったか」
- 「虚無だからといって滅ぼせぬと思ったか」
- 「足がないからといって、蹴れないとでも思ったか?」
- 「井戸が狭いからといって、蛙が巨大でないとでも思ったか」
- 「正しく使ったからといって、貴様に使いこなせると思ったか」
- 「両手両足が塞がっていたぐらいで、<掌握魔手>が使えぬと思ったか」
- 「深層世界の血だからといって、優性だとでも思ったか」
- おまけ(アノス以外が使ったアノス構文)
- 「キスしたからと言って、つき合ってるとでも思ったか?」
- 「抱いてやったからといって、心まで奪ったと思ったか?」
- 「昼に会いたいからといって、体目的じゃないと思ったか?」
- 「捨てたからといって、俺のものじゃないと思ったか?」
- 「殺そうとしたからといって、簡単に許さぬと思ったか」
- 「ゼシアだからといって……魔王じゃないと思ったか……です」
- 「狭いからといって……三人で座れぬと思ったか……です……」
- 「刃を砕けば、斬り裂かれないと思ったかい?」
- 「首を飛ばされたぐらいじゃ、死なないと思ったかい?」
- 「根源だけになっても、<蘇生>が使えると思ったかい?」
- 「理滅剣なら、無秩序さえ滅ぼせると思ったかい?」
- 「セリス・ヴォルディゴードの首を失ったら、<波身蓋然顕現>を使えないと思ったかい?」
「たかだか心臓を潰したぐらいで俺が死ぬとでも思ったか?」
七魔皇老アイヴィス・ネクロン戦でのシーン。
回復魔法を妨害する魔剣ガドルで心臓を貫かれますが、その程度ではアノスは死にません。
「殺したぐらいで、俺が死ぬとでも思ったか?」
七魔皇老アイヴィス・ネクロン戦でのシーン。
時の番神の力を得たアイヴィスの「時神の大鎌」によって体を貫かれ、永劫の時を刻まれて死を迎えますが、直後に「蘇生」で復活しました。
「時間を止めたぐらいで、俺の歩みを止められるとでも思ったか?」
七魔皇老アイヴィス・ネクロン戦でのシーン。
時の番神の魔法で周囲の時を止めますが、アノスは破滅の魔眼で魔法を滅ぼしていたため、干渉を受けませんでした。
「山脈を両断したぐらいで、俺の頭が割れるとでも思ったか」
七魔皇老ガイオス・アンゼム戦でのシーン。
ニール山脈をも両断するガイオスの極大魔剣グラジェシオンを頭にモロに受けますが、逆に魔剣をへし折ってしまいました。
「俺の腕が切断されたぐらいで動かないとでも思ったか?」
七魔皇老メルへイス・ボラン戦でのシーン。
魔剣イニーティオでアノスの左腕を切断しましたが、その腕はメルへイスの右肩を締め上げていました。
切り落とされた腕だけで攻撃できるとは恐ろしいです。
「躱した程度で避けられると思ったか」
七魔皇老メルへイス・ボラン戦でのシーン。
アノスの振るった理滅剣を躱すものの、メルへイスの両足は切り裂かれていました。
「斬っていなければ、切断されぬとでも思ったか」
七魔皇老メルへイス・ボラン戦でのシーン。
いくら理滅剣であろうと剣であることからは逃れられないと考えたメルへイスは、アノスから逃れるために数千を超える魔法の門を展開しましたが、理滅剣を使い一瞬ですべて切断しました。
「根源を滅ぼせば、蘇らぬと思ったか」
総帥ジェルガ戦でのシーン。
レイに霊神人剣で自身の根源を滅ぼさせ、完全に消滅したように思わせることによって、人間と魔族の戦いを終結させようとしました。
しかし、魔族を滅ぼす意思を有する魔法体のジェルガが登場したことにより、それに対抗するため、起源魔法「根源再生」で復活しました。
「答えが間違っているからといって、満点が取れないとでも思ったか」
エニユニオンの教室でのシーン。
配下たちに満点以上を取らせるために、密かに起源魔法「魔王城召喚」でデルゾゲードをエニユニオンの上空に召喚し、理滅剣を使用できる状態にした。
理滅剣によって、間違えたら減点されるという理を滅し、全員に満点以上を取らせることに成功した。
「魔力を封じれば、俺に勝てると思ったか」
熾死王エールドメードの参謀ジーク・オズマ戦でのシーン
知恵比べを放棄したアノスの魔力を「契約」の効果で封じた上で部下に襲わせますが、全員素手で殺されてしまいました。
腕力だけで戦ったとしてもアノスに敵う者はほとんどいないでしょう。
「理滅剣を掌握すれば、俺に敵うと思ったか」
アヴォス・ディルヘヴィア(ミサ)戦でのシーン。
アノスから理滅剣を奪い取ったアヴォス・ディルヘヴィアですが、所詮は偽物。
理滅剣を完全に使いこなすことは不可能でした。
「破壊神ならば、俺を滅ぼせると思ったか」
アヴォス・ディルヘヴィア(ミサ)戦でのシーン。
ノウスガリアによって<破滅の太陽>サージエルドナーヴェが顕現し、アノスたちに終滅の光が降り注ぎますが、滅びたのはアヴォス・ディルヘヴィアだけで、アノスには効きませんでした。
「霊神人剣を奪いさえすれば、本物の勇者を倒せるとでも思ったか」
ガイラディーテのリシウス王をそそのかして、レイとミサを襲わせたアヒデに言い放った言葉。
王竜と同化したリシウスによって霊神人剣を奪われてしまったレイですが、一意剣を使い、ミサと力を合わせて「双掌聖愛剣爆裂」を発動し、リシウスを消滅させました。
これによって、地上を支配するというアヒデの計画は潰えました。
「子供だからと言って、魔王じゃないと思ったか」
アノスが「逆成長」を使って、6歳相当のアノシュ・ポルティコーロに変身した際のセリフ。
アノシュの正体に気づいていないファンユニオンが、アノシュにアノスのモノマネを要求した際に、披露しました。
「<契約>を交わしたからといって、俺が守ると思ったか」
アノスを「契約」で服従させている(と思っている)ラモンに対して言った言葉。
ラモンは「獄炎殲滅砲」でディルへイドを焼くようにアノスに命じますが、アノスは命令を聞かず、一方的に「契約」を破棄しました。
基本的に「契約」の効果は絶対ですが、互いの魔力や魔法技術に差があり過ぎる場合は、一方的に破棄することが可能です。
「光の速さで駆ければ、俺から逃れられるとでも思ったか」
聖騎士ガゼル戦でのシーン。
輝光神ジオッセリアを身に宿し、光の速度で駆け抜けるガゼルでしたが、すべてを掌握する「森羅万掌」によって捉えられてしまいました。
「即興で作ったからといって、一瞬で生まれたと思ったか」
痕跡神リーバルシュネッド戦でのシーン。
「涅槃七歩征服」が即興で作られた魔法であると言ったゴルロアナでしたが、それに対してアノスは、過去の積み重ねが新たな一歩を踏み出させ、「涅槃七歩征服」が生まれたと切り返しています。
「首だけだからといって、殴り合えぬと思ったか」
剣帝ディードリッヒ&未来神ナフタ戦でのシーン。
ナフタによってアノスの首が切断されますが、「これで二対二だぞ」といって、首と胴体の2体編成で戦い始めました。
胴体は通常のアノスとほとんど変わらない挙動ができる上、首も破滅の魔眼や髪の毛を利用した「根源死殺」を使えるため、戦力としては逆にパワーアップした感があります。
個人的にこれが一番好きです。
「未来が見えぬからといって、これを予測できぬと思ったか」
剣帝ディードリッヒ&未来神ナフタ戦でのシーン。
未来を限局し戦況を予知する能力を持つディードリッヒが、とどめの一撃として未来世大剣で切りつけますが、アノスはその動きを予測し受け止めました。
予知能力がなくても、先のことを読めるのがアノスです。
「時空を歪ませたぐらいで、俺の歩みを曲げられると思ったか」
冥王イージェス戦でのシーン。
血界門によってアノスを別空間へと飛ばそうとしますが、破滅の魔眼によって防がれてしまいました。
「転生させたからといって、大人しく生まれ変わると思ったか」
不適合者グラハム戦でのシーン。
結果を改竄する乱竄神鎌ベフェヌグズドグマによってアノスを絶命させ、「母胎転生」によって強制的に転生させようとしますが、理滅剣によって「母胎転生」を滅ぼされ、不発に終わりました。
「無秩序の刃ならば、理滅剣を改竄できると思ったか」
不適合者グラハム戦でのシーン。
「理滅剣なら、無秩序さえ滅ぼせると思ったかい?」と言うグラハムに対するアノスの返答です。
「虚無だからといって滅ぼせぬと思ったか」
不適合者グラハム戦でのシーン。
決して滅びることのないグラハムの根源ですが、理滅剣によってその理を覆され、滅ぼされてしまいました。
しかし、「波身蓋然顕現」によって可能性のグラハムを生み出していたため、倒すことはできませんでした。
「足がないからといって、蹴れないとでも思ったか?」
終焉神アナヘム戦でのシーン。
砂地獄から逃れるために自ら足を焼き切ったアノスですが、「焦死焼滅燦火焚炎」を欠損している足にまとわりつかせ、そのままアナヘムを蹴り飛ばしました。
「井戸が狭いからといって、蛙が巨大でないとでも思ったか」
聖剣世界ハイフォリアの伯爵バルツァロンド戦でのシーン。
浅層世界の住人であるアノスのことを舐めてかかっていたバルツァロンドたちでしたが、銀水船ネフェウスを一蹴りで破壊したアノスの実力に驚愕しました。
「正しく使ったからといって、貴様に使いこなせると思ったか」
深層講堂の洗礼にて、コーストリアに理滅剣を行使させたときのシーン。
アーツェノンの滅びの獅子だけあって、理滅剣の本質を見抜き、発動するところまでは成功するコーストリアでしたが、掌握することはできず、逆に自分を貫かれてしまいました。
確かに正しく使うのと使いこなすのは違いますよね。
これは日常でも使える場面が多いのではないでしょうか?
「両手両足が塞がっていたぐらいで、<掌握魔手>が使えぬと思ったか」
傀儡世界ルツェンドフォルドの元首パリントン・アネッサ戦でのシーン。
両手両足が塞がっている状態でパリントンの「極獄界滅灰燼魔砲」を受けますが、自身の歯に対して「掌握魔手」を使用し、受け止めることに成功します。
もはや「掌握魔歯」ですね。
「深層世界の血だからといって、優性だとでも思ったか」
傀儡世界ルツェンドフォルドの元首パリントン・アネッサ戦でのシーン。
アノスはヴォルディゴードの血とアーツェノンの滅びの獅子の血が受け継いでいます。
この二つは、前者が泡沫世界であるミリティア世界の血であるのに対して、後者は深層世界である災淵世界イーヴェゼイノの血です。
アーツェノンの滅びの獅子は自身の中に湧き上がる破壊衝動を抑えきることができないはずですが、ヴォルディゴードの血によって、その衝動を抑えることができました。
おまけ(アノス以外が使ったアノス構文)
「キスしたからと言って、つき合ってるとでも思ったか?」
ファンユニオンの言葉です。
「抱いてやったからといって、心まで奪ったと思ったか?」
これもファンユニオン。
「昼に会いたいからといって、体目的じゃないと思ったか?」
ファンユニオン。
「捨てたからといって、俺のものじゃないと思ったか?」
ファン(ry
「殺そうとしたからといって、簡単に許さぬと思ったか」
ファンユニオンの言葉。
エミリアが今までの行いをファンユニオンに詫びましたが、ファンユニオンは特にエミリアが今までの行いをファンユニオンに詫びましたが、ファンユニオンは特に気にしている様子もなく、アノスの真似で答えました。
「ゼシアだからといって……魔王じゃないと思ったか……です」
王座に座ったゼシアがアノスを真似て言ったセリフ。
この後、学校の半分を休みにするとか、勉強を簡単にするなど、完全に自身の願望を公約として発表しました。
「狭いからといって……三人で座れぬと思ったか……です……」
二人分しか座れない王座にゼシア・エレオノール・アノシュの3人で座ろうとした際のゼシアのセリフ。
結局、エレオノールがアノシュを膝の上に抱き抱えたため、無事3人とも座ることができました。
「刃を砕けば、斬り裂かれないと思ったかい?」
不適合者グラハムの言葉。
乱竄神鎌ベフェヌグズドグマをアノスによって破壊されますが、結果を改竄する乱竄神鎌の権能により、アノスの全身を切り裂きました。
「首を飛ばされたぐらいじゃ、死なないと思ったかい?」
不適合者グラハムの言葉。
本来は首を刎ねたくらいでは死なないアノスですが、乱竄神鎌によって首を飛ばされた際は、その権能により絶命してしまいました。
「根源だけになっても、<蘇生>が使えると思ったかい?」
不適合者グラハムの言葉。
絶命したアノスは根源だけで「蘇生」を行使しようとしますが、起こるべきことが起こらず、起こらないことが起こるという無秩序をもたらす乱竄神鎌の権能により、不発に終わってしまいました。
「理滅剣なら、無秩序さえ滅ぼせると思ったかい?」
不適合者グラハムの言葉。
理滅剣によって乱竄神鎌を破壊されますが、無秩序の刃によってアノスの根源を傷つけることに成功します。
「セリス・ヴォルディゴードの首を失ったら、<波身蓋然顕現>を使えないと思ったかい?」
不適合者グラハムの言葉。
可能性を実在化する「波身蓋然顕現」はセリスが得意としていた魔法です。
グラハムはセリスの首を得ていたため、「波身蓋然顕現」を使えていたというわけではなく、セリスの首がなくても使用することができていたみたいです。
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