たった1本で命にかかわることも!? 危険な毒キノコランキングTOP30をご紹介!

雑学

皆さんキノコは好きですか?
普段スーパーで売られているキノコはすべて食用で安全ですが、天然のキノコの7割は毒キノコと言われています。
道の駅などでも、誤って毒キノコが販売されたというニュースも耳にすることがあります。
今回は、そんな危険な毒キノコランキングTOP30を紹介します。

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1位 カエンタケ(火炎茸)

毒性の強さ10.0
同定難易度1.0
毒成分:トリコテセン類(ロリジンE、ベルカリンJ、サトラトキシンH類)など
症状:血小板・白血球の減少、皮膚の糜爛・脱落、言語障害、造血機能障害、脳障害、多臓器不全 など

その名の通り、燃え上がる炎のような姿が特徴です。
致死量はわずか3gと言われており、毒キノコのなかでも最強クラスの毒性を持っています。

このキノコのヤバいところは、皮膚刺激性があるために、触っただけでも皮膚炎を起こす危険性があるところです。
口に入れると、鈍器で殴られたような衝撃を受け、ひどい口内炎ができるとも言われています。
触るのすらNGというキノコは、数多ある毒キノコの中でもカエンタケだけです。

日本では、10名の中毒事例が報告されていて、うち2名が死亡しています。
あまり死亡率が高くないのは、口に入れた瞬間すぐに吐き出してしまうからでしょうか。

似ているキノコはほとんどありませんが、見た目だけで言うならばベニナギナタタケ(食用)が近いです。
ただし、カエンタケは肉質が固いのに対して、ベニナギナタタケはふにゃふにゃして柔らかいです。

2位 ドクツルタケ(毒鶴茸)

毒性の強さ9.5
同定難易度3.0
毒成分:アマトキシン類、ファロトキシン類、ビロトキシン類、ジヒドロキシグルタミン酸など
症状:肝不全、腎不全など

ドクツルタケは、日本で最も有名な猛毒キノコと言っても過言ではないでしょう。
タマゴテングタケ、シロタマゴテングタケと共に「猛毒キノコ御三家」と言われています。
摂食した場合の致死率は20~30%、1本食べた場合は70%にも上るそうです。
日本で起こっているキノコ中毒死の90%がこの御三家によって引き起こされています。

アマトキシンが含まれる毒キノコの症状は複雑で、摂食後6~24時間後に下痢や嘔吐を引き起こしますが、一旦回復します(偽回復期)。
しかし、ここで適切な処置を取らなければ、その後1~3日をおいて肝臓や腎臓の障害が生じ、劇症肝炎による肝性昏睡によって死に至ることがあります。
一旦治ったと油断させておいたところに、本命の第二陣が来るという極めて厄介な症状です。
これらの症状のほとんどがアマトキシン類によるものです(他の毒成分はアマトキシンよりも毒性が弱い)。

真っ白な姿が特徴的で、海外では「Destroying Angel(破壊の天使)」という中二的な通り名で呼ばれています。
食用のシロツルタケと非常によく似ている注意が必要です(しかも味はおいしいそうです)。
しかし、白い天然キノコには猛毒のものが多いので、見かけても食べないようにする方が賢明でしょう。

1993年に、一家(夫・妻・長男)がこのキノコを食べ、妻と長男が亡くなるという痛ましい事故が起きました。

3位 タマゴテングタケ(卵天狗茸)

毒性の強さ9.5
同定難易度3.0
毒成分:アマトキシン類、ファロトキシン類、ビロトキシン類など
症状:肝不全、腎不全など

タマゴテングタケは、日本ではドクツルタケほど有名ではありませんが、海外では「Death Cap(死の杯)」と呼ばれ、同程度に恐れられています。
毒性もドクツルタケとほぼ同程度で、1本食べると命を落とす可能性が高いです。

オリーブ色の傘が特徴的で、ドクツルタケ同様に味はおいしいそうです。

4位 シロタマゴテングタケ(白卵天狗茸)

毒性の強さ9.5
同定難易度3.0
毒成分:アマトキシン類、ファロトキシン類、溶血性タンパクなど
症状:肝不全、腎不全など

シロタマゴテングタケは、猛毒キノコ御三家の1つで、致命的な毒性を持っています。
ドクツルタケと非常によく似ていますが、ドクツルタケに比べるとやや小型のものが多いそうです。

しかし、実はドクツルタケとは遺伝的にそこまで近縁ではないことも判明しています。ドクツルタケとは、水酸化カリウム溶液を用いれば判別可能(黄色く染まればドクツルタケ)ですが、そもそもどちらも猛毒キノコなので見分ける必要はないでしょう。

なぜか「愚か者のキノコ」という呼称が付いています。

5位 クロタマゴテングタケ(黒卵天狗茸)

毒性の強さ9.0
同定難易度3.0
毒成分:アマトキシン類、ファロトキシン類など
症状:肝不全、腎不全など

タマゴテングタケを黒っぽくしたような見た目が特徴のキノコです。

1994年~2012年にかけて中国南部で本種による中毒例が33件発生し、352人が中毒、79人が死亡したとされています。

5位 タマゴダケモドキ(卵茸擬)

毒性の強さ9.0
同定難易度6.0
毒成分:アマトキシン類など
症状:肝不全、腎不全など

タマゴダケモドキも、ドクツルタケなどと同様にアマトキシン類を含む猛毒キノコです。
毒性も極めて高く、海外では「East Asian Death Cap(東アジアのタマゴテングタケ)」と呼ばれています。
韓国の研究によると、摂食した場合の致死率は12.5%程度だそうです。

食用のキタマゴダケとよく似ているため、誤食の恐れがあります。

6位 フクロツルタケ(袋鶴茸)

毒性の強さ9.0
同定難易度3.0
毒成分:アマトキシン類など
症状:肝不全、腎不全など

フクロツルタケは、真っ白な菌体で、根元にある大きな壺が特徴です。
ドクツルタケなどと同様、アマトキシン類を含んでいる猛毒キノコです。
日本での死亡例も確認されています。

ちなみに、以前までフクロツルタケと呼ばれていたこのキノコは、実は3種類あることが判明しています。

7位 コレラタケ(虎列剌茸)

毒性の強さ9.0
同定難易度9.0
毒成分:アマトキシン類など
症状:肝不全、腎不全など

元々はドクアジロガサと呼ばれていましたが、あまりに危険なため、社会に対して注意喚起をする目的で「コレラタケ」と改名されたという伝説のキノコです。
既に「ドク」と付いているにも関わらず、それでも足りないと判断されるとは恐れ入ります。

その名の通り、激しい下痢などのコレラ様症状を引き起こします。
コレラは脱水症状による下痢ですが、コレラタケの場合は肝臓が溶け出した成分による下痢なので、正直、本家よりも恐ろしいです。

このキノコの真に恐ろしいところは、同定が極めて困難なところです。
食用のセンボンイチメガサとは非常によく似ており、正確な見極めには顕微鏡が必要です。
その他にも、クリタケ、ナメコ、ナラタケ、エノキタケなどとも似ており、実際に誤食も起きています。
このキノコの存在により、センボンイチメガサの大群をスルーしてしまう人もいるとか。

8位 ヒメアジロガサ(姫網代傘)

毒性の強さ8.5
同定難易度9.0
毒成分:アマトキシン類など
症状:肝不全、腎不全など

コレラタケと同様にフウセンタケ科ケコガサタケ属に属する猛毒キノコです。
ケコガサタケ属は、その多くが猛毒を持っています。
コレラタケ同様の見た目をしており、センボンイチメガサなどとよく似ています。

9位 ドクキツネノカラカサ(毒狐唐傘)

毒性の強さ8.5
同定難易度5.0
毒成分:アマトキシン類など
症状: 肝不全、腎不全など

キツネノカラカサという食用キノコに似ていますが、こちらは猛毒キノコ御三家などと同様にアマトキシン類を含む猛毒キノコです。

10位 クリイロカラカサタケ(栗色唐傘茸)

毒性の強さ8.5
同定難易度5.0
毒成分:アマトキシン類など
症状: 肝不全、腎不全など

ドクキツネノカラカサ同様に、アマトキシン類を含んでいます。
地味で食べられそうな見た目をしているという厄介な猛毒キノコです。

11位 ツルタケダマシ(鶴茸騙)

毒性の強さ8.5
同定難易度6.0
毒成分:アマトキシン類など
症状: 肝不全、腎不全など

ツルタケダマシという名前ですが、ツルタケではなく、どちらかというとタマゴテングタケに似ています(どちらも猛毒なので判別する必要はないのですが・・・)。

猛毒キノコ御三家などと同様にアマトキシンを含んでいます。

12位 ニガクリタケ(苦栗茸)

毒性の強さ8.0
同定難易度5.0
毒成分: ファシクロール類、ムスカリン、ネマトリン、ファシキュラーレシリンなど
症状: 脱水症状、 アシドーシス、 神経麻痺、肝障害など

ニガクリタケは、その名の通り、極めて強い無機質な苦みを持っているため、少しかじって吐き出せば簡単に判別できます。
ただし、加熱すると苦みが失われてしまうため、必ず生の状態で確かめなくてはなりません。

クリタケと似ていると言われますが、ニガクリタケは傘が蛍光色っぽい黄色(硫黄色)をしているので、そこまで似ているとは思えません。

昭和31年には、一家(夫・妻・子4人)がニガクリタケを佃煮にして食べ、子4人が死亡するという恐ろしい事故が起こっています。
医療が発達した現代であれば助かったのでしょうか?

13位 ニセクロハツ(偽黒初)

毒性の強さ8.0
同定難易度5.0
毒成分: 2-シクロプロペンカルボン酸など
症状: 横紋筋融解、血尿、多臓器不全

ニセクロハツはその名の通り、クロハツに似た猛毒キノコです。
両者とも傷つけると赤変しますが、クロハツはその後黒変します。

ちなみに、毒成分の2-シクロプロペンカルボン酸は分子式C4H4O2で表され、有機性の生物毒の中では最小の構造であると言われています。

国内では、吸い物にして食べた2人が死亡する事故が起きており、致死量は2~3本と言われています。

14位 シャグマアミガサタケ(赭熊網笠茸)

毒性の強さ8.0
同定難易度1.0
毒成分: ギロミトリンなど
症状: 肝障害、脳浮腫、内臓出血など

シャグマアミガサタケは、脳みそのような姿をした異形のキノコです。
他の多くのキノコとは異なり、春によく見られます。

毒成分のギロミトリンは加水分解するとモノメチルヒドラジンとなり、この物質はロケットエンジンの推進剤に使用されています。

死亡例もある猛毒キノコですが、実は茹でこぼすことで毒成分の99%以上を抜くことができ、北欧では缶詰めで売られていたりします。
ただし、毒成分は揮発性のため、茹でた際の蒸気を吸って死亡した事例もあり、屋外で調理するなどの注意が必要です。

15位 ドクササコ(毒笹子)

毒性の強さ8.0
同定難易度8.0
毒成分:アクロメリン酸、クリチジン、スチゾロビン酸、スチゾロビニン酸、異常アミノ酸など
症状: 長期間に渡る末梢部分の激痛

まず一つ言わせてください。
このドクササコの毒成分は致死率という意味ではそこまで高くはありません。
しかし、このキノコの総合的な恐ろしさはTOP5のメンツにも劣らないと考えています。
カエンタケやドクツルタケが最強の毒キノコであれば、ドクササコは最凶の毒キノコであると言えるでしょう。

ドクササコは地味な見た目のため、一見食用キノコに見えますが、実はとんでもない悪魔のようなキノコです。

このキノコを食べると、身体の末端部分が腫れ上がる上、「1か月以上」、「昼夜を問わず」、「焼け火箸を突き刺されたような」激烈な痛みが生じます。
しかも長くて1週間程度の潜伏期間があるため、症状が表れた時点では、このキノコが原因であると診断できないこともあります。
死亡例もありますが、そのほとんどが痛みから逃れるための自殺や、不眠などによる衰弱死、患部を水に浸しすぎたことによる感染症です。

まさに悪魔のような毒キノコであり、絶対に食べたくない毒キノコNo.1と言っても過言ではないでしょう。

16位 タマシロオニタケ(球白鬼茸)

毒性の強さ7.5
同定難易度3.0
毒成分:2-アミノ-5-クロロ-6-ヒドロキシ-4-ヘキセン酸、2-アミノ-4,5-ヘキサジエン酸、アリルグリシン、プロパルギルグリシンなど
症状: 激しい下痢などのコレラ様症状

トゲトゲの突起がついた傘と、根元の膨らみが特徴の白いキノコです。
このキノコにはアマトキシン類は含まれていませんが、アマトキシン類によるものと同様の症状を引き起こします。

1978年には、このキノコが原因と思われる2名の死亡例が報告されています。

17位 バライロウラベニイロガワリ(薔薇色裏紅色変)

毒性の強さ7.5
同定難易度6.0
毒成分:不明
症状: 激しい腹痛・下痢・嘔吐・脱水症状

イグチ科の中でも珍しい猛毒キノコです。
親指の爪の大きさほどの肉片を食べるだけで、激しい下痢と嘔吐を繰り返します。
学研の「日本の毒きのこ」では、このキノコを食べた人の恐ろしい臨死体験が語られており、胃がひっくり返るような激痛と、すでに吐くものがないにもかかわらず嘔吐を繰り返す苦痛は恐ろしいものがあります。

まだ症例が少なく、毒成分も詳しいことは分かりませんが、もしかしたら毒性はTOP10にも食い込むかもしれません。

18位 ミカワクロアミアシイグチ

毒性の強さ7.5
同定難易度4.0
毒成分:ボレチン、イミン化合物など
症状: 不明

数ある毒キノコのなかでも、唯一、被害者を出すことなく有毒であると判明した稀有なキノコです。
名古屋大学による成分分析によって有毒成分が検出され、科学的に有毒であることが判明しました。
また、マウスを使った実験により、致命的な毒性があることが確認されました。

19位 ドクヤマドリ(毒山鳥)

毒性の強さ7.0
同定難易度7.0
毒成分:ボレベニン類、イソレクチン類など
症状: 下痢、腹痛、嘔吐、発熱、腎障害

イグチに毒なし」という言い伝えを覆した悪名高いキノコです。
このキノコの毒性が発見される前までは、イグチ科に毒キノコはないと言われていました。
その昔、太平という者がこのキノコを食べて死亡したため、「タヘイイグチ」とも呼ばれています。

絶品キノコである「ヤマドリタケ(ポルチーニ)」や「ヤマドリタケモドキ」に似ており、死亡事故も起こっています。

20位 スギヒラタケ(杉平茸)

毒性の強さ7.0
同定難易度6.0
毒成分:不明
症状: 急性脳症

2004年までは食用キノコとして扱われてきましたが、同年の秋に東北や北陸で、腎臓障害のある人を中心に59人の中毒事例が発生し、そのうちなんと17人が死亡しました。
発症者の中には、腎臓病の既往歴のない人も含まれていたそうです。

有毒物質としてシアンやレクチン、異常アミノ酸などが知られていますが、メインの致死性成分については未だに不明です。

なぜ急に被害者が出たのかは未だに謎ですが、古いキノコ図鑑には食用として掲載されていることもあるため、注意が必要です。

22位 ツキヨタケ(月夜茸)

毒性の強さ6.0
同定難易度9.0
毒成分:イルジンS、イルジンM、ネオイルジン など
症状: 下痢、腹痛、嘔吐、痙攣、脱水症状

カキシメジ、クサウラベニタケとともに特に中毒事故の多い「日本三大毒キノコ」の一角です。
ヒラタケやシイタケによく似ているため、誤食が後を絶ちません。

暗所では淡く発光しますがしない場合もあり、同定の根拠としては信頼できるものではありません。

死亡率は0.4%程度と低いですが、それでも強烈な腹痛を引き起こし数週間入院することもあります。

23位 クサウラベニタケ(臭裏紅茸)

毒性の強さ6.0
同定難易度10.0
毒成分:溶血性タンパク、コリン、ムスカリン、ムスカリジンなど
症状: 下痢、腹痛、嘔吐、発汗、脱水症状

「日本三大毒キノコ」の一角であり、「名人泣かせ」とも言われる、極めて判別が困難なキノコです。
ウラベニホテイシメジと見た目非常によく似ており、発生時期や場所もほとんど同じです。

毒性はそこまで高くはありませんが、死亡例もある危険なキノコです。

24位 イッポンシメジ(一本占地)

毒性の強さ6.0
同定難易度9.5
毒成分:溶血性タンパク、コリン、ムスカリン、ムスカリジンなど
症状: 下痢、腹痛、嘔吐、発汗、脱水症状

ウラベニホテイシメジやハタケシメジに似ているため、誤食が多いです。
このキノコとクサウラベニタケの存在のせいで、ウラベニホテイシメジを食べるのはかなり勇気がいります。

そこまで強力な毒性はないですが、死亡例もあるため危険です。

25位 ヒダハタケ(襞歯茸)

毒性の強さ6.0
同定難易度6.0
毒成分:ムスカリンなど
症状: 多臓器不全、溶血性貧血

かつてはヨーロッパで広く食用にされてきましたが、1944年にドイツの菌類学者がこのキノコを食べて死亡しました。
以前は症状が出なかったのですが、反復継続的な接触で中毒が発生する可能性が指摘されています。

26位 テングタケ(天狗茸)

毒性の強さ5.5
同定難易度2.0
毒成分:イボテン酸など
症状: 下痢、嘔吐、幻覚

傘に付いているイボイボの突起がトレードマークのキノコです。
毒キノコで最も有名な「ベニテングタケ」と姿が似ていますが、あちらは全体的に赤っぽく、毒性もこちらの方がだいぶ強いです。

毒成分のイボテン酸は、旨味調味料の主成分であるグルタミン酸ナトリウムの16倍に相当する強烈な旨味があり、食べると非常においしいと言われています。
しかし、食べた量によっては意識不明に陥る危険性もあり、死亡例も報告されているようです。

27位 カキシメジ(柿占地)

毒性の強さ5.0
同定難易度8.5
毒成分:ウスタル酸など
症状: 下痢、腹痛、嘔吐、頭痛

「日本三大毒キノコ」の一角で、食べ応えがありそうな、肉厚の菌体が特徴です。
地味なキノコは食べられる」という迷信の普及に一役買ったキノコであり、誤食してしまう事例が後を絶ちません。

本種による死亡例は報告されていません。

28位 ドクベニタケ

毒性の強さ4.0
同定難易度6.0
毒成分:ムスカリン類、溶血性タンパクなど
症状: 腹痛、嘔吐、下痢

いかにも毒がありそうな赤い傘と、非常に強い辛味が特徴の毒キノコです。
赤い傘のベニタケ科のキノコは多く、見た目で判別するのが困難ですが、少し齧れば簡単に判別できます。
毒性は弱いですが、海外では生食による死亡例が確認されており、注意が必要です。
一般的に、タマゴタケやカンゾウタケ、ツクリタケなどを除き、キノコの生食は厳禁です。

29位 オオシロカラカサタケ(大白唐傘茸)

毒性の強さ4.0
同定難易度3.0
毒成分:モリブドフィリシン、レピオチンA・Bなど
症状: 腹痛、嘔吐、下痢、発熱

巨大な白い傘が特徴な毒キノコです。
胃腸系の症状を引き起こしますが、それほど強烈ではありません。

30位 イボテングタケ(疣天狗茸)

毒性の強さ4.0
同定難易度2.0
毒成分:イボテン酸など
症状: 腹痛、嘔吐、下痢など

傘にイボイボが付いているテングタケと似た毒キノコです。
毒成分はテングタケと同じイボテン酸ですが、毒性はこちらの方が低いです。

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