【元金10万円以内】少額投資家の銘柄の選び方(マイルール)を紹介

株をはじめたものの元金が少なくて、買える銘柄が限られてしまう。

おそらく少額投資家の方は皆そのような悩みを抱えていることでしょう。

今回は、そんな少額投資家向けの銘柄の選び方を紹介します。

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IT、バイオなど将来性のある銘柄に限って買う

これからの時代、テーマ性が強いのは、5GやAI、IoTなどの先端技術を扱うIT関連企業と、新たな治療法や新薬の開発などを行うバイオ関連企業です。

これらのテーマは、今後の需要の増加が確実であり、特にバイオベンチャーはここ最近で暴騰している銘柄が複数存在します。

資金が少ない人は分散投資が厳しいので、自ずと限られた数の銘柄しか買うことができなくなります。
そのようなときは、ITやバイオをはじめとする今後伸びそうな企業の株だけ厳選して買う必要があります。

PBR(株価純資産倍率)の低い銘柄を買う

PBRは、その企業が1株あたりどれくらいの純資産を持っているかを表しています。
式で表すと以下のようになります。

PBR = 株価 ÷ BPS(1株あたり純資産)

PBRは1倍が目安です。
飽くまで理論的にはという話になりますが、PBRが1倍を下回っていると、企業が解散して資産を清算した場合には、買った株以上の金額が戻ってくることになります。

ただし、PBRが極端に低い(0.1倍など)場合には、そもそも経営自体が悪化していることが考えられるため、倒産や上場廃止のリスクもあるため、おすすめできません。

下落トレンド継続中の銘柄は絶対に買わない

落ちるナイフはつかむな」という格言の通り、下落トレンド真っ只中の銘柄には絶対に手を出してはいけません。
理由は簡単で、どこまで落ち続けるかが分からないからです。

しっかり下がりきって底を打ったのを確認してから買うように徹底しましょう。
横ばいになってから1週間くらいは待って、それでもさらに下がるということがなければ、買っても良いと思います。

ただし、不祥事株の場合は、そこからなかなか上がらないこともあるため、しっかり下がった原因を確認するようにしましょう。
理由が不明だったり、単に日経平均株価に連動して下がった場合には、V字回復する可能性があるので、底を打ったら買うのもアリだと思います。

ストップ高銘柄は、2日目以降参戦であれば逆指値で買う

ストップ高初日の銘柄は、次の日も上がる可能性が高いです。
特にストップ高まで達した後、値下がりしないでそのまま維持した「張り付きストップ高」の翌日は次の日もストップ高かそれに近い動きをすることが多いです。
買いたい人が多すぎてみんなが買い切れていない状態です。
当然、買えなかった人は翌日に買おうとします。

しかし、ストップ高の翌日であっても急落する場合があります。
その場合は、翌日に前日のストップ高の価格の少し下(5%くらい)で逆指値注文を出しておけば、急落した場合でもダメージを減らすことができます。
ただし、前日ストップ高の価格のほんの少し下に設定してしまうと、株価の微妙な上げ下げに巻き込まれて約定してしまうので、注意が必要です。

例として、ワイエスフード(3358)を挙げてみます。
チャート図は楽天証券から引っ張ってきました。

5月20日、21日は大きく値上がり(材料はなし)していますが、22日には大きく下落しています。
ちなみに個人的な見解というか経験則ですが、材料がない銘柄の急騰は2・3日しかもたないというのが持論です。
下図のワイエスフードも、2日目までは値上がりしていますが、3日目には大きな陰線をつけて下落しています。

2日目の終値は292円ですが、3日目の始値は290円、安値は245円、そして終値が254円です。

ここで、3日目から参戦した人が逆指値で注文した場合とそうでなかった場合を考えてみます。
3日目は始値290円なので、前日の終値とほぼ同じです。
逆指値で280円に設定した場合は、寄りの290円で買っても、その後245円まで下がることなく、280円で約定します。
1株あたりの損失はマイナス10円です。
しかし、逆指値を設定していなかった場合は、どんどん下がってしまうので、245円まで落ちてしまいます。
そこで約定してしまえば45円のマイナス、終値で約定しても36円のマイナスです。
ずっと張り付いてられる人なら構わないのですが、フルタイム労働者にとっては大損になりかねません。

下落相場で信用買い残高の多い銘柄は買わない

信用買い残高とは、信用買いが行われたものの、まだ返済売りが行われずに残っている株数を表します。
信用買いした株は、6カ月以内に反対売買を行う必要があるので、信用買いが積みあがった銘柄は、将来における売り要因となります。
よって、将来的には株価の下落の原因となってしまうため、このような銘柄を購入することは避けた方が良いと思います。

ただし、信用買い残よりも信用売り残が多い場合や、そもそも通常の売買量が膨大で、信用買い残の割合が小さい場合は、信用買い残の株数はあまり気にする必要はないと言えます。

そして、大切なのが、上昇相場中に信用買いが増えてもそれは当然のことなので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
問題となるは、下落相場にまで信用買い残を持ち越している場合です。

バイオベンチャー銘柄は、好材料が出たら全力買い

バイオベンチャー企業は、新薬を開発するまでは基本的にずっと赤字です。
しかし、新薬を開発し、それが厚労省に認可されると莫大な利益となる可能性があります。

新たな研究の開始や新薬の効果の承認など、良IRが出た際にはとてつもない暴騰を引き起こす可能性があります。
記憶に新しいのは、アンジェス(4563)、テラ(2191)です。

また、関連する良いニュースが出た場合にも爆上がりする傾向があります。
メディネット(2370)が好例です(個人的には怪しいと思っていますが)。

私は、テラの波に乗れずに悔しい思いをしましたが、メディネットではかなり儲けさせてもらった(それ以上にNutsで大損しているのですが)ので、今後もバイオベンチャーの動向は見逃さないようにしたいです。

ナンピンはしない

ナンピンは、逆張り派の人が得意とする手法です。

下落相場の底値と思われる部分で少しずつ株を買っていき、平均取得単価を下げながら株数を稼ぐことに注力し、上昇トレンドの高値圏で一気に売るという手法です。

しかし、元々順張り派の人がナンピンをしても悪あがきになって傷口を広げるだけの結果になることが多いです。
そもそもナンピンで勝つには強靭な精神力と、ある程度の資金力が必要なので、少額投資家には向きません。

ロウソク足、ゴールデンクロス、ボリンジャーバンドは参考程度に

最近は、ロウソク足やゴールデンクロスの情報が一般の個人投資家にも浸透してきたため、これらの指標に頼ってもあまり成功しないことが多くなってきた気がします。

ロウソク足はそもそも組み合わせ(明けの明星とか三羽烏とか)で見なければ効果を発揮しませんが、組み合わせを覚えるのはかなり大変です。
使いこなせれば役に立つと思うのですが・・・

ゴールデンクロスはそもそも発生銘柄が少なく、例え発生したとしても、どちらの移動平均線もゆるやかに下がっているという、見るからに微妙なチャートが多いです。
なかなか綺麗なゴールデンクロスって見かけないです。

ボリンジャーバンドはそこそこ当てになる印象です。
厳密な数学に基づいているからでしょうか?

まとめ

どのような手法で儲けるかは人それぞれです。

逆張り派の人にとっては、上記で挙げた手法は合わないかもしれません。

しかし、どのような人であっても、マイルールの設定は必須ですので、参考にしていただければ幸いです。

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