40位 冥王 イージェス・コード
40位は四邪王族の一人である冥王イージェスです。
四邪王族とは、2千年前にアノスに次ぐ強大な力を持っていた4人の魔族たちで、「熾死王エールドメード」「冥王イージェス」「詛王カイヒラム」「緋碑王ギリシリス」の四人がいます。
イージェスの正体は、アノスの父「セリス・ヴォルディゴート」をリーダーとして二千年前に暗躍していた魔族の集団「幻名騎士団」のメンバーです。
彼はその中でも一番(ジェフ)と呼ばれており、特に強大な力を有していました。
自らの血により錬成する紅血魔槍ディヒッドアテムを愛用し、様々な秘奥を使用することができます。現時点では7番目の秘奥である「血池葬送」まで確認されています。
同じ四邪王族であるカイヒラムやギリシリスを順位で引き離しているのは、物理攻撃を深層に至らせる深層大魔法「深撃」を習得しているためです。
39位 熾死王 エールドメード・ディティジョン
四邪王族最強はエールドメードです。
非常にトリッキーな手を好む策士で、その奇天烈な発想と独特の魔法により、格上相手にも一矢報いる可能性を持っています。
神の力を簒奪する魔法を自ら開発し、アノスの協力もあって、その身に天父神ノウスガリアの力を宿しています。
また、アノスにより粉塵世界パリビーリャの深層大魔法「界化粧虚構現実」を伝授され、それを使ってイーヴェゼイノの元首代理であるナーガともある程度やりあえていました。
ナーガは作中でも準最強クラスに分類されるキャラの1人なので、これはすごいことです。
常に愉快かつ豪快に振舞っていて、決して余裕のない姿を見せないというところもあり、他の四邪王族とは違って全く底が知れません。
イージェスが「深撃」を習得しているのに対して、エールドメードは「深印」を習得しています。
38位 セリス・ヴォルディゴード
姓からも分かる通り、セリスはアノスの父親です。
滅びの根源を有するヴォルディゴードの一族であり、セリスも雷を主体とした滅びの魔法を使用することができます。
可能性を具現化する「波身蓋然顕現」という魔法によって分身することで、「滅尽十紫電界雷剣」という超強力な雷の魔法を使用することができ、その威力は結界神リーノローロスに守られたグラハムの軍を、リーノローロスごと完全に消滅させるほどのものでした。
リーノローロスの結界は、世界の滅亡にも耐えると言われているほど頑強なので、これは恐ろしいことです。
また、ミリティア世界に侵入したパリントンをも撃退しており、泡沫世界の住人としては規格外の力を持っています。
最期は、グラハムによって首を刎ねられ死んでしまいますが、現代のアノスの父グスタとして転生します。
37位 水算女帝 リアナプリナ
リアナプリナはパブロヘタラの序列13位、水算世界サイライナの元首です。
サイライナは今でこそ序列13位ですが、昔はパブロヘタラの序列1位~6位で構成される聖上六学院の一角でした。
リアナプリナはさまざまな戦況を正確に予知することができ、その精度はサイライナより序列が上位の世界の元首でも全幅の信頼を置くほどのレベルです。
銀水将棋の名手であり通算無敗を誇っており、アノスとの銀水将棋でも最後まで一人で戦い続けましたが、アノスの発動した「涅槃七歩征服」の5歩目によって絡繰淵盤を破壊され、そのまま敗北してしまいました。
36位 天狗大帝 ガオウ
ガオウはパブロヘタラの序列11位、瘴気世界ヒンズボルの元首です。
リアナプリナの案に乗り銀水将棋でアノスに挑みますが、まとめて倒されてしまいました。
具体的な戦闘描写はほとんどありませんが、序列の高さは世界の強さであり、元首の強さを示していることを考えるとこの順位が妥当でしょう。
35位 大僧正 ベルマス・ファザット
ベルマスは、深層第二講堂のトップ3「聖道三学院」の一角である聖句世界アズラベンの元首です。
魔力のこもった言葉「聖句」により、さまざまな効果を発生させる「聖句魔法」を使用することができます。
深層講堂の洗礼にて、アノスに勝負を挑みますが、聖句世界で歴代2人しか使えないはずの深層大魔法「祈希誓句聖言称名」を余裕で再現された挙句、アノスの使用した「極獄界滅灰燼魔砲」を再現しようとした結果、魔力を制御できず体がボロボロになり敗北してしまいました。
銀水将棋でも、失われた火露の保障を約束し味方を鼓舞しますが、他の世界と一緒にアノスにまとめてやられてしまいました。
34位 導師 リップ・クルテン
リップは、聖道三学院の一角である粉塵世界パリビーリャの元首です。
魔法の粉によって対象を思いのままに化粧し、書き換える「粉塵魔法」を使用するトリッキーなキャラです。
ベルマス同様、洗礼の際に自身の深層大魔法「界化粧虚構現実」を真似された挙句、「極獄界滅灰燼魔砲」の暴走を制御できずに敗北してしまいました。
ベルマス同様アノスに敗北したものの、ベルマスとは違ってアノスの実力を完全に認め、ミリティア世界の聖上六学院入りに賛同しています。
33位 百識王 ドネルド・ヘブニッチ
ドネルドは、聖道三学院の一角である思念世界ライニーエリオンの元首です。
頭から発せられる思念波を使用する「思念魔法」を使用します。
ドネルド曰く、思念魔法は意識の底にある領域を使用するために、聖句魔法や粉塵魔法よりも難易度が高いそうです。
また、百識王という二つ名の通り、魔法全般についての知識が豊富で銀水聖海のさまざまな魔法に精通しています。
仲間と力を合わせて108人がかりでようやく発動した深層大魔法「剛覇魔念粉砕大鉄槌」をアノスに真似されただけでなく、ドネルドのものよりもさらに大きい鉄槌を創り出されてしまい、自身の魔法を叩き潰されてしまいました。その後、ベルマスとリップ同様、「極獄界滅灰燼魔砲」の暴走でボロボロになってしまいました。
ドネルドもリップ同様、ミリティア世界の聖上六学院入りに賛同しています。
32位 雷貝竜ジェルドヌゥラ
災淵世界イーヴェゼイノの渇望の災淵に存在する大災雷の化身と呼ばれている竜です。
周囲に、雷属性以外の属性を弱体化させる魔力場を作り出すことができます。
雷に対して絶対的な耐性を持ちますが、アノスが新たに開発した「掌魔灰燼紫滅雷火電界」を食らおうとして一撃で倒されてしまいました。
31位 不適合者 グラハム
グラハムは、アノスと同様不適合者であり、決して滅びることのない「虚無」の根源を有しています。
元々は賢者の家系に生まれた人間で、一度はセリスに首を刎ねられ滅ぼされましたが、「母胎転生」の魔法でツェイロンという首無しの種族の魔族に生まれ変わり、再びセリスの前に現れました。
狂乱神アガンゾンを従え、乱竄神鎌ベフェヌグズドグマという武器を使用することができます。乱竄神鎌は発生する結果を改竄することができ、例え相手に当たっていなくても、当たったという結果に改竄することができます。
その厄介極まりない権能と虚無の根源によりセリスを含む幻名騎士団を全滅させ、セリスの首を奪ってセリスに成りすましました。
アノスと戦った際は、「極獄界滅灰燼魔砲」を直接根源にぶち込まれても滅びないという、とんでもないほどの耐久を誇りました。
最終的にはアノスをもってしても滅ぼすことができずに、自身の根源にグラハムを閉じ込めておくという苦肉の策により、何とか戦いを終わらせました。
攻撃面ではともかく、耐久面だけでいえば銀水聖海の不可侵領海にすら匹敵するレベルであり、仲間になっていたら相当頼りになるキャラだったと思います。
コメント
最新版ナイスです!
レイのとこ使える秘奥って3つじゃないんですか?
「天牙刃断」、「断空絶刺」、「廻天虹刃」
たぶんランキング作成時点では「廻天虹刃」は登場していなかったんだと思います。
第二魔王より上はアノスより強いと思う
今なら最上位にムトーが入りますね〜次の更新楽しみにしてます。
今自分の予想としてノアとレコルが元もしくは現在同一人物ではないかと言うのがアツいです!(だからなんや)