「小説家になろう」で大人気となり、書籍化・コミック化までされた小説「失格紋の最強賢者」に登場するキャラクターの強さランキングTOP20を紹介します。
このランキングはWEB版に登場したキャラクターを対象としているため、書籍版・コミック版には未登場のキャラも含みます。
ネタバレ注意です。
1位 宇宙の魔物
主人公マティアス(賢者ガイアス)が目標としている、宇宙に存在する魔物。
世界最強と言われる龍「神滅の巨龍」の数百倍の防御力と数千倍の攻撃力を持つ。
その気になればマティアスたちの住む星を消滅させることができる。
宇宙の魔物の死骸の欠片は「壊星」と呼ばれ、あらゆる魔法の理を覆す理外の力を秘めており、魔法では不可能なはずの死者の蘇生すらもたらすことができる。
2位 ガイアス
主人公マティアスの転生前の存在。
世界最強と言われる龍「神滅の巨龍」を27秒42で倒すほどの強さを誇り、世界最強の魔法使いと言われている。
そのあまりの強さから「賢者」や「戦神」などとも呼ばれることもあった。
所有する紋章(第1紋、現世では栄光紋)が戦闘向きではなく、これ以上の戦闘力向上は望めないと悟り、より強い紋章を得るためにマティアス・ヒルデスハイマーとして5千年後の現代に転生し、最も戦闘向きな第4紋(現世では失格紋)を手に入れる。
現世では、魔法神ガイアスと呼ばれ、信仰の対象となっている。
しかし古代では、友人のいないボッチであり、転生後はその克服も考えている。
3位 ロイター
前世ではガイアスの次に強い人間であり、ガイアスからは剣術バカと呼ばれている。
彼の剣術は。最速かつ効率的に相手を殺傷することを目的としてり、「ロイター流剣術」として古代現代問わず、世界に広まっている。
イリスがマティアスたちを背中に乗せて飛翔しようとした際、ロイターが耐えられる基準の速度で飛ぼうとしたところ、マティアスに静止されたが、この時の速度は、一般の人間がミンチになるほどである。
現世では、剣術神ロイターと呼ばれ、ガイアス同様に信仰の対象となっている。
4位 神滅の巨龍
前世の時代に三つの国を滅ぼし、世界最強の龍と言われていた存在。
ガイアスによって300年ぶりに封印を解かれたが、27秒42で倒されてしまった。
ガイアスはこの龍を倒すことによって、自身の限界を突破する方法の手がかりとしたかったが、結局何も得られるものはなかった。
5位 破壊の魔族 ザドキルギアス
「破壊の魔族」と呼ばれ、前世の時代に最も恐れられた魔族。
現代の魔族の間では「混沌の魔族」と呼ばれている魔族のうちの1人。
魔力の量だけで言うと一般的な魔族と変わりないが、魔法技術や戦術に極めて秀でており、マティアスにも僅差で迫るほどである。
マティアスの戦法も、ザドキルギアスの戦法をベースに、それをより改良したものである。
マティアス曰く、より基礎能力の高いザリディアスよりも強いとのこと。
当時の優秀な魔族討伐部隊を5分で全滅させ、さらに追加で送り込まれた30人の魔法戦闘師も全滅させた。
そして挙句の果てには、最上級魔族戦のエキスパートでさえも全滅させた。
前世の時代では、最終的に「共振剣」を習得したガイアスによって倒されたが、密かに転生の魔法を仕込んでおり、再び現世に蘇ることとなった。
しかし、現世でもイリスたちの協力を得たマティアスによって魂を消滅させられてしまい、今度こそ転生できずに完全に敗北することとなった。
6位 グレヴィル
古代に繁栄したエイジス王国の第37代国王。
前世の時代では有能な国王であり、魔族との戦争では被害を最小限に抑え、内政も非常に安定していて、国民から慕われていた。
しかし、現世では人間たちの敵である魔族として生まれ変わり、人類に対して宣戦布告をした。
そして手始めにエイス王国に張られた王都大結界を一発の魔法で破壊した。
絶望的に魔法の才能がなく、魔力回路も極めて細かったが、何千年もの長い間魔法鍛錬を続けており、魔力や魔法強度ではマティアスよりも圧倒的に上である。
戦闘技術も上級魔族よりもはるかに上で、マティアスでさえも思うように戦うことができないほどである。
人類を滅ぼすと宣言したグレヴィルだが、実際は、古代の魔法技術を人間たちに習得してもらうために画策していただけであり、現代の人間にも読めるように、古代でよく使用されていた「一般魔法教本」の現代語の翻訳版を作成していた。
その上で、人類の中で無詠唱魔法を使える有能な者に自身を倒させ、英雄視させた上で「一般魔法教本」を託し、無詠唱魔法を人類に広めようとした。
マティアスが転生後のガイアスだと分かると感動して涙を流し、以後人類の魔法教育のために尽くすことを誓った。
ちなみに現代のグレヴィルは、壊星による理外の業により蘇った存在である。また、古代文明の王家に伝わる特殊な魔法の影響で古代人や魔族を殺すことができないという制約をかけられている。
7位 混沌の魔族 ザリディアス
「混沌の魔族」の一人。
封印が解除された直後にマティアスたちを急襲し、再度の転生を考えさせるほどマティアスを追い詰めた。
技術ではマティアスに劣るものの、圧倒的な魔力と頑強な肉体を有しており、イリスの「竜の息吹」の直撃にも耐えるほどである。
剣の一合でマティアスの魔力を1割近く消耗させるほど絶大な力を持ち、圧倒的な技術を持つマティアスでさえ、イリスの援護がなければまともに戦えないほどであった。
ギリギリのところまでマティアスを追い詰めるものの、イリスによる「竜の息吹」のフェイクにザリディアスがひるんだ隙に、ルリィから前世の時代の魔剣を受け取ったマティアスによって次第に追い詰められ、最後は首を刎ねられて討伐された。
8位 ギワルド
「人食らう刃」が封印されていた館の主に成りすましていた魔族。
マティアス曰く、現在の世界で見た魔族の中ではザリディアスに次いで強いとのこと。
龍脈に干渉する魔法によってマティアスを攻撃するが、マティアスに龍脈を操作されて失敗に終わる。
なかなかマティアスを倒せずにグダついている隙に、人食らう刃の入った封印の棺を持ったギルアスの到着を許してしまう。
最終的には、人食らう刃を使用してマティアスが発動した「龍脈の炎」に焼かれて死亡した。
8位 マティアス=ヒルデスハイマー
5000年前に世界最強の人類として名を馳せていた「賢者ガイアス」の転生体で、本作の主人公。
ガイアス時代に所有していた戦闘に向かない第一紋の代わりに、マティアスは見事最強の紋章である第四紋を手に入れることに成功する。
転生後は魔力や魔力強度などはすべて失われてしまったが、戦略や戦術、魔法の知識や魔法制御力などは転生前の水準のままであり、作中トップである。
まだ12歳にも関わらず、災害級の魔物と同程度の存在と言われている魔族を単独で討伐することができ、エイス王国上空に現れた14人もの魔族を一瞬で全滅させた。
また、味方の援護もあったものの、ザドキルギアスやザリディアス、ギワルドなどの上級魔族も討伐することができる。
無詠唱魔法を魔法の衰退した現代の人類に広めるため、第二学園の指導カリキュラムを全面的に改変したり、魔法学習の教科書を作成したりするなど、魔法技術の普及にも熱心に取り組んでいる。
前世ではボッチだったが、現代ではルリィやアルマ、イリスとパーティを組み、次々に人類に襲いかかるさまざまな問題を解決している。
9位 暗黒竜 イリス
5000年以上生きている上位の竜で、本作のヒロインの1人。
古代では、竜たちがガイアスに一斉に襲い掛かりほとんどすべてが返り討ちに会うなか、イリスは早々に降伏したため、生き延びることができた。
5000年前に魔素融合炉の世界的な大暴走が起こったため、翼を大きく損傷してしまい、まともに飛ぶことができなくなっていた。
魔物や中級までの魔族であれば傷1つ付けられないほどの頑強な肉体を持つだけでなく、腕力もすさまじく強く金属製の剣を折り曲げてボールのようにしてしまうほどである。、。
しかし、魔力回路の損傷のせいか魔法技術が低く、魔法の射出方向すらコントロールすることができない。
10位 サイキア=アンモール
前世の時代にマッドサイエンティストとして知られていたアンモール兄弟のうちの兄。
危険な実験を繰り返していたため、前世では死刑にされたが、壊星の力によって再び現世に蘇った。
自身を世界最高の付与術師と自負しており、人間の戦闘力を増強させた強化実験体の研究に没頭していた。
弟のルナートがマティアスに倒された後、研究所に隠れていたがマティアスに発見され、拘束魔法によって体の自由を奪われた挙句殺されてしまった。
マティアス曰く、現代では自分の次に魔法に詳しい人間かもしれないとのこと。
11位 ルナート=アンモール
アンモール兄弟のうちの弟。
兄サイキアによって強化実験体に改造され、絶大な魔力と生命力を得るが、戦闘経験が不足しており、思うようにマティアスに攻撃が当たらずに苦戦する。
最後は、兄によって過剰な魔力を供給され、死ぬ間際に自身の命を犠牲に、イリスで無事では済まないほどの大魔法を使おうとしたが、マティアスに妨害されて失敗に終わった。
12位 戦技のネイアル
強さを求めて戦い続けた古代の戦闘者集団「戦技を極めし者」最強の人物。
殺戮者同然の存在であり、彼らを危険視した国の命令を受けた魔法戦闘師によって全員殺害されるも、「壊星」を利用したアンモール兄弟の開発した魔法[「理外の術」によって蘇った。
蘇生の魔法が不完全であったため、体はボロボロで当時の力の大部分を失っていたが、戦闘技術は生前のレベルを保っており、マティアスとの戦闘では、ルリィやアルマを置いてきぼりにするほど高度な応酬を見せた。
しかし、1パターンの戦術しか極めていなかったため、経験豊富なマティアスには敵わずに、首を剣に突きつけられ敗北した。
13位 戦技のギース
「戦技を極めし者」の一人で、細身の女魔法使い。
ミラやネイアルとは異なり、武器を使わない純粋な魔法使いである。
ミラの通信魔法によって呼び出され、マティアスと戦うが倒されてしまう。
14位 戦技のミラ
「戦技を極めし者」の一人で、ボサボサの髪に髭を生やした男。
他の「戦技を極めし者」と同じく、壊星を利用した魔法により蘇るが、元々の力の10分の1にも満たないほどの力しか保てないほどボロボロの状態となっていた。
「ロイター流剣術」と「イーアス流剣術」を使いこなし、力試しのためにマティアスに挑むが、両方の剣術を極めたマティアスには敵わず敗北すると、自身の脳神経を魔力で焼き切って自害した。
15位 霧の魔族 エイリアス
マティアスがエルハルトを討伐しに行った際に、一緒に廃村に潜んでいた霧の魔物。
霧の魔物は、体を霧のように変えることで、空間に溶け込むことができる。
魔族が溶けた霧は広範囲に低密度で分散するため、通常の受動探知には引っかからないため、見つけ出すことが難しい。
マティアスたちに見つからないように隠れていたが、魔力を破砕して強制的に小規模な魔力災害を起こしたマティアスによって、強制的に実体化させられてしまう。
エルハルトよりも数段上の戦闘力を誇り、さまざまな技でマティアスに襲い掛かるが、動きを先読みされたマティアスによって悉く自身の魔法を潰される。
最終的には、マティアスによって、周囲の魔力を過剰に取り込む魔法を受けてしまい、体内で魔力を爆発させてしまい死亡した。
16位 ルリィ=アーベントロート
マティアスと共に第二学園に入学した第一紋(栄光紋)の少女で、本作のヒロインの1人。
当初から人間のなかでは強く、第二学園の入試ではマティアスに次いで2位の成績を修めた。
常にマティアスの側で彼の戦いを見ながら、魔法の知識や技術を教えてもらっているため、規格外のマティアスを除き人類ではトップクラスの強さを誇る。
また、マティアスやアルマ、イリスとともにはじまりの迷宮の第27層で膨大な経験値を稼いだため、魔力量も尋常でないほど成長している。
ただし、栄光紋という紋章の都合上、戦闘向きではなく、戦闘では専らアルマの援護に回っている。
17位 アルマ=レプシウス
ルリィの親友で、マティアスやルリィと一緒に第二学園に入学した第二紋(常魔紋)の少女で、本作のヒロインの1人。
当初は魔法も剣もルリィには敵わなかったが、マティアスの教えで弓の才能に開花し、現在は下級魔族を一撃で倒すほどの威力と精度を持った弓を放つことができる。
ルリィとの息の合ったコンボは強力で、ルリィが弓に妨害魔法を付与し、アルマが誘導エンチャントで敵に当てるという戦法が得意。
18位 下級魔族(デビリス、エルハルト、アシュリル、デシリル、ベルリアスなど)
いずれもエイス王国に潜伏または襲来した魔族たち。
魔族の中では下級だが、それでも一般人を一撃で即死させるほどの魔法を放つことができる。
- デビリス:第二学園との学園対抗戦で、第一学園の生徒に化けていたが、マティアスによって正体を暴かれた挙句、複数の魔法を付与した魔剣によって斬り殺される。
- エルハルト:エイス王国の魔法師団長として潜伏していた魔族。盗聴魔法をマティアスに逆探知され居場所を突き止められ、マティアスの罠で高濃度の魔毒を受け、そのまま絶命した。
- アシュリル:手下のデシリルとともに第二学園を襲撃した魔族で、マティアスと一対一で戦うが、「全力飛翔」の発動に重ねて「閉塞球」を発動され、行き場を失い暴走する自身の魔力で体を焼き尽くされて死亡した。
- デシリル:移動を阻害する魔法をアルマの矢で受け続け時間稼ぎをされている間に、アシュリルを倒したマティアスの到着を許し、心臓を剣で貫かれて死亡した。
- ベルリアス:他の14人の魔族に抜け駆けで第二学園を急襲したが、アルマの矢で翼を縫い付けられて地面に落下したところを、生徒たちの集中砲火を浴びて討伐された。
19位 ギルアス
Sランク冒険者の一人で、戦闘のことしか頭にないいわゆる「戦闘狂」。
拙いながらも無意識で魔力を操ることができるため、現代の人間の中ではトップクラスの強さを誇る。
マティアスからも天才と呼ばれ、この世界の人間ではありえないほどの戦闘センスを有している。
相手を見ただけで実力を見抜くことができるため、今まで数多くのAランク冒険者の受験者を見ただけで落としてきたため悪評高かったが、マティアスたちの実力を一目で見抜き、その場でAランクへの昇格を言い渡す。
しかし、戦闘狂であったため、パーティで一番強いマティアスには勝負を挑むが、簡単に敗北してしまう。
戦いの後、マティアスから第二学園で使用されている魔法の教科書を授かり、より強くなるために鍛錬を続けている。
20位 騎士団長 ガイル
エイス王国の騎士団長。
職務を放棄した試験官に代わり、第二学園の剣術試験の試験官を務め、マティアスと戦うが、無詠唱魔法を使いこなすマティアスには敵わず敗北してしまう。
しかし、マティアスからは、この時代の人類では最も強い可能性があると言わしめた父カストルよりも強いと評価を受けており、剣術の腕でいえば人類トップクラスである。
イリスの編入試験の試験官も務めるが、圧倒的な腕力の差により一瞬で敗北してしまう。
コメント