小説家になろうで大人気のライトノベル「失格紋の最強賢者」に登場する魔法を一覧で紹介しています。
攻撃魔法、補助魔法、非戦闘系魔法の3カテゴリに分けています。
攻撃魔法
ファイアアロー
使用者:ビフゲル=ヒルデスハイマー、ルリィ=アーベントロート など
「我が体に満ちる火の魔力よ、一筋の矢となりて、我が前の敵を穿て」と唱えることによって手から炎を打ち出す下級の詠唱魔法。
作中最弱クラスの魔法であり、物語中盤になると誰一人使わなくなった。
炎熱弾
使用者:ビフゲル=ヒルデスハイマー
炎の弾を打ち出す中級の詠唱魔法。
詠唱魔法の中では比較的優秀だが、無詠唱魔法が登場してからはビフゲル以外誰も使用しなくなった。
ジェネシス
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
賢者ガイアスとして一瞬だけ蘇ったマティアスが発動した広域型攻撃魔法。
範囲内に存在する魔物や魔族だけを認識し、ピンポイントで大量の魔力を降らせることで、対象の魂を破壊する。
人間を巻き込むことがなく、地形なども無視するため、雑魚処理に重宝する。
マティアスはこの魔法によって、半径100キロ以内、対象数10億以内の魔物を、ドラゴン(イリス)を除き全滅させた。
天の眼
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
範囲内に存在する魔族を殲滅する魔法。
賢者ガイアスとして蘇ったマティアスが使用したが、魔法の構築に2秒しかかけられなかったため、対象を下級魔族(1,200人)に限定して発動した。
モンスターハウス殲滅の炎
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
マティアスがモンスターハウス内の魔物を殲滅するために編み出した専用魔法。
発動に時間がかかりすぎる、弾速が遅い、着弾後に威力が発揮するまで時間がかかるという3つの致命的な欠点を持つが、その分威力を向上させ、攻撃範囲をモンスターハウス1個分に調整している。
魔力の槍
単純にして貫通力が高く、魔力の質が良いほど高威力が出る魔法。
魔力の質によっては、高位魔族の体を貫通することもできる。
竜の息吹
使用者:イリス
ドラゴンの象徴とも言える大魔法。
口元に膨大な魔力を収束させ、極めて高度で緻密な魔法の集合体を構築し、超威力のブレスを放出する。
その威力は凄まじく、平均的な魔族であれば跡形も残さず消し去ることができる。
強制霧化
使用者:エイリアス
他人を強制的に霧化させる、霧の魔族専用の魔法。
相手が実体化魔法を使えなければ、即死にも等しい効果がある。
死の呪縛
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
対象者が人間を殺そうとした時、意志とは無関係に動きが遅くなる効果と、付与から30日が経った時点で対象者を殺す効果を持つ魔法。
相手の心臓に直接魔法を刻む必要があるため、相手が眠っていたり気絶したりしていないと難しい。
共振剣
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
自分の剣に特殊な振動を付加し、相手の骨と共振させる魔法。
これを受け続ければ、共振によって相手の骨には異常な振動が起こり、内部から破壊されることになる。
骨を粉砕できるほどの威力ではないが、平均的な魔族の骨にひびを入れるくらいならば可能である。
前世の時代にガイアスが使用し、ザドキルギアス戦で戦況をくつがえした。
速雷
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
あまり威力は高くないが、発動が速い電撃系魔法。
ダメージを与えるというよりも、戦いの中で相手の動きを妨害するために使用する。
マティアスがザドキルギアスとの戦いで使用した。
衝撃刃
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
剣から衝撃波を発生させる魔法。
マティアスが使用し、ザドキルギアスの過冷却水粒群を霧散させた。
軽押
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
ただ物を軽く押すだけの、ごく簡単で低威力な魔法。
うまく使用すると、相手に結界を張っていると思わせることができる。
補助魔法
縮地
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
相手の意識に死角を作り、そこに潜り込むことによって、一瞬だけ相手の認識をかいくぐるための魔法。
魔力撃
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
剣に魔力を乗せることで、斬撃の威力を上げる魔法。
斬鉄
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
魔力によって剣の切れ味を増す魔法。
単体で使った場合は魔力撃に劣るため、他の魔法と併用されることが多い。
また、剣自体に付与することで、その剣を魔剣と化すことができる。
魔剣自体に付与された斬鉄と、使用者が使う斬鉄は別なので、二重に重ね掛けして威力をさらに向上させることもできる。
強靱化
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
付与した剣の強度を上げる魔法。
他の魔法に比べると術式はあまり複雑ではない。
鋭利化
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
剣をより鋭利にさせて、切れ味を増すための魔法。
剛性強化
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
対象の物体の剛性を強化し、折れ曲がったりねじれたりしないようにする魔法。
軽量化
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
対象の質量を小さくし、軽くする魔法。
反射撃
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
剣から大量の魔力を一気に放出し、その圧力によって相手の剣を瞬間的に弾き返す魔法。
相手の剣にどんな魔法が付与されていようと問答無用に弾き返すため、近距離での斬り合いにおいて無類の強さを誇る。
この魔法の存在のせいで、剣に付与するタイプの魔法は軽視されることもある。
欠点としては、瞬間的に大量の魔力が必要となることが挙げられる。
魔力層潤滑
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
剣の表面に魔力の層を作ることで、ほんの一瞬だけ剣を滑りやすくする魔法。
鍔迫り合いの最中に使用すると、相手の剣を滑らせてバランスを崩させることができる。
マティアスが入学試験で騎士団長ガイルに対して使用し、勝負の決め手となった。
耐酸性
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
付与した物体を酸に強くし、溶けないようにする魔法。
魔力隠蔽
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
対象が有している魔力を隠蔽するための魔法。
付与された魔法を隠すことができる。
魔法破壊
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
対象にかけられた魔法を破壊する魔法。
マティアスはこの魔法でデビリスの変装を解除した。
単純魔力エンチャント
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー、ルリィ=アーベントロート、アルマ=レプシウス
自身の魔力を剣や矢に付与する魔法。
矢に使うエンチャントとしては一番基本になる魔法である。
有線誘導エンチャント
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー、アルマ=レプシウス
放った弓に自身の魔力をつないでおき、弓の飛ぶ方向を操作する魔法。
使いこなせれば、放った方向と180度逆の向きに弓を方向転換させることもできる。
特殊魔力エンチャント
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
魔石を砕くことによって取り出した魔力を剣に付与する魔法。
剣を使う魔法戦闘師にとって、奥義ともいえる魔法の一つ。
魔毒
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー、ルリィ=アーベントロート
魔族の魔力に対して干渉し、硬直させる効果を持つ魔法。
毒の蓄積量が一定量を超えると、一気に効果を発揮し始める。
凶化
使用者:エルハルト
魔力の生成量や強度を格段に向上させ、身体能力も平常時とは比べものにならないほど向上させる魔法。
この魔法を使った魔族は、魔法の効果が切れると同時に反動で死亡する。
魔力回路オーバーユーズ
使用者:エイリアス
中位以上の魔族が使うことができる強化魔法。
「凶化」と同様の効果だが、反動で死ぬ確率は低め。
全力飛翔
使用者:魔族全般
自身の全魔力を翼に集め、全力で飛翔する魔法。
この魔法の展開中は無防備になるという弱点がある。
破壊飛翔
使用者:ザリディアス
全身に膨大な魔力を纏うことで「全力飛翔」の持つ弱点を克服し、ただの飛翔をドラゴンさえ倒す一撃へと変えた、高位魔族にだけ使用が可能な魔法。
制御球
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
一度発動すれば、大魔法などで消滅させられるまで残り続け、敵の魔法に制御をかけることができる魔法。
相手の放った魔法の制御を奪い、跳ね返すことができる。
閉塞球
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
一瞬だけ魔力回路を狭めて、魔力の流れを悪くする魔法。
通常は嫌がらせ程度にしかならないが、相手が膨大な魔力を集中させる「全力飛翔」などを展開している最中に使用すれば、行き場を失った魔力を暴走させ、自滅させることができる。
飽和魔力
使用者:ザリディアス
魔族は大量の魔力を一点に向かって放ち、簡易的な結界を破壊する魔法。
許可指定型小型結界
使用者:第二学園生徒
味方として指定した人間の魔法だけを通し、それ以外を全て弾く結界魔法。
瞬断の絶盾
使用者:ザリディアス
効果時間は半秒程度だが、数ある防御魔法の中でも最強に近い防御力を誇る魔法。
魔糸拘束
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
敵を束縛する魔法。
限定拘束結界
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
相手を拘束する魔法。
限定拘束結界・改
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
「限定拘束結界」の術式を改造し、射程を数十センチ、効果時間を数秒まで絞ることで「破壊飛翔」すら一時的に受け止める防御力を確保した拘束魔法。
過冷却水粒群
使用者:ザドキルギアス
過冷却された水の粒を大量に相手へと吹き付ける魔法。
過冷却状態にある水は、衝撃を与えると同時に、その場で一瞬にして氷に変化する。
直接的に敵を倒せるような魔法ではないが、水から変化した氷は相手にまとわりついて動きを鈍らせる。
非戦闘系魔法
受動探知
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー、ルリィ=アーベントロート、アルマ=レプシウス
周囲の魔力反応を探り、魔力の発生源を探知する魔法。
周囲にいる人間や魔物、魔族などの人数や魔力量の多寡を測ることができるようになる。
マティアスレベルになると、周囲の建物の内部構造ですら把握できるようになる。
強制探知
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
対象に向けて能動的に自分の魔力を浴びせることで、自分の魔力反応を大きく見せる魔法。
相手に意図的に自分の位置を知らせたい場合に使用し、魔物の場合は本能的に向かってくるようになるが、魔力が大きすぎる場合は、恐怖を感じて逆に逃げていく。
脆性破壊
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー、ルリィ=アーベントロート
岩や迷宮壁のように、硬くて脆い物体を破壊する魔法。
毛根死滅
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
毛根をまとめて死滅させて、完全にハゲ上がらせる魔法。
マティアスはこの魔法で、第一学園校長のフェイカスをハゲ上がらせた。
毛根再生
使用者:マティアス=ヒルデスハイマー
死滅した毛根を再生させ、ハゲた部分に毛を生やす魔法。
毛根死滅と違って即効性はないが、数か月もあれば効果が発揮される。
印象幻影
そこにいない人間を、まるで存在するかのように錯覚させる幻影を作り出す魔法。
相手に直接干渉せずに使えるため、失格紋でも遠くの敵をあざむけるが、よく観察すればすぐに偽物だと分かってしまう。
収納魔法
自身の魔力を削ることによって、外界から隔離された空間を作り出す魔法。
空間内には物を収納することができ、入れる物の容量が大きくなると、消費する魔力の量も多くなる。
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